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『子育てではぐくむ”絆”』松居和さん講演

茅野市行政アドバイザー(子育て分野)の松居和さんの講演会を聞きました。

プロフィールはこちら
「先進国における家庭崩壊」等に関する講演を保育、教育関係者、父母対象に行い、欧米に追随する日本の状況に警鐘を鳴らしている方です。

以下、メモしたこと。

・赤ちゃんが喋れないのには意味がある。
・0~3歳は親が試されている。忍耐力がつき、やさしくなり、人間らしくなる。
 幼児は人を育てる。
・0~5歳は、「楽しく」自制心を身につける。
 「ルールを守ることは楽しい」と思わせる。
 それは親がやること。
・親子ともに苦労すること。
・親が健康で、子供が病気になったらオロオロすること。
・保育士にしつけられた”良い”子は小4くらいで不登校になりやすい。
・福祉が進めば、家庭が壊れる。
・愛の反対は無関心(マザー・テレサ)

・相手の気持ちを理解しようとする時が平和。
 相手の気持ちを理解した時ではない。理解しようと思ってもできないもの。

・結婚、子育て、あえて不自由になるということ。
 でも、人類はみな、ずっとそれを選んできた。なぜか?
 不自由になってもそれを超える幸せがあるから。

・「配慮」は深い関係を避ける、衝突することを避けること。
 

・個性の半分は短所。
 個性を伸ばすとはどういうことか。

・「子どもを自由にのびのびと」と言うが、子供はもともと自由にのびのびとしている。

・その子にも育てた親がいて、その子を大切にする人がいる、ということを知っていたら、
 いじめはなくなる。

・1日保育士体験を進んでやってください。



先進国(欧米)における家庭崩壊について沢山お話がありましたが、覚えきれなかったので、ホームページから抜粋。
「アメリカで3割、フランスで5割、スエーデンでは6割の子どもが未婚の母から産まれています。子育ての社会化が進み家族という形が失われ始めています。子育てが個々の人生の主目的から外れると、社会全体のモラル・秩序が崩壊していきます。犯罪率(たとえば傷害)を比べれば、アメリカは日本の25倍、フィンランドは18倍、フランスは6倍です。日本がなぜこれほどまだ良いのか。子育てによって培われる弱者に優しい「親心」がまだ残っているからです。男女が協力し子どもを育てる姿勢が、欧米に比べ奇跡的に残っています。本当の意味での男女共同参画がまだこの国には残っているのです。
人間が哺乳類であるかぎり、男女共同参画の一番目は子どもをつくること、二番目が一緒に育てること。それをして男女間に生まれる信頼感が人々を安心させ、子育てをしながら行われる「人間性の確認」が社会を形づくってきたのです。」


興味を持った方はこちらをどうぞ。
by shokunin_nin | 2011-10-11 23:50 | 家族
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