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漢字教育

漢字教育

子どもに漢字教育をするというと、つい勘違いしがちなことは、「漢字で教える:ということと、「漢字を教える」ということが全く別だということに気づかないで、教えてしまうこと。
漢字教育というと、どうしても「漢字を」教えてしまうケースが多い。
しかも、悪いことに、子どもがどれくらい分かったかを書かせることによってテストしてしまいがち。
無理なことっは苦痛になるから、結局身につかない。
無理に漢字を教えるから漢字嫌いになってしまう。

漢字を教えてはいけない。
漢字をどれだけ覚えたか、テストをしてはいけない。
漢字を書かせてはいけない。
読めて、その意味を理解できることが重要。
継続することが大事。
頭は毎日使わなければよくならない。
いくら栄養価の高い食べ物でも1ヶ月に1度ではダメなように、脳も毎日使わなければならない。
欲しないことはそのままにしておく。
知りたくない時に無理やり教え込めば、消化不良になって逆効果。
子どもの欲することにだけ答える。
質問にはきちんと答えてあげる。

なぜ漢字教育をするのか。
かけなくても読めることが不可欠なのか。
それは読書力を養うため。
本を読むためには、漢字が読めることがどうしても必要。
ひらがなだけの絵本では、吸収できる内容には限度がある。
与えられた最小限のものはわかるでしょうが、それ以上の発展はない。
自分で本が読めたり、百科事典で調べることができるだけの漢字力がついたとすると、子どもの世界は大きく広がっていく。
本が読めるということは、言葉が増えることにつながる。
言葉が増えることによって、表現力や感受性も豊かになる。
子ども日本を読む力をつけてやること。
幼児期のうちにその能力をつけるための手助けとして漢字教育を行うこと。
そこから先は、子どもが自分から進んで本を読んで物事を吸収できる力を養う、「学ぶ」ということの喜びを分からせてあげること。

かなより漢字の方がやさしい。
子どもにとって「あり」より「蟻」の方がわかりやすい。
漢字の形がそのまま頭の中に入ってくるから。
漢字を学習するのは、小学校に入ってからでは遅い。
脳の働きが最も発達する時期に漢字を学習することが一番効果的で、かつ、また楽しみながら覚えられる。
なぜ、漢字のほうが優しいかというと、子どもの脳には、鳩とか蝶、桃という漢字の形が頭の中にそのまま入る。

生後10ヶ月の赤ちゃんには、どうやって漢字を覚えさせるか。
いくら「目」や「耳」と漢字を教えても口では言えない。
文字を書いてみせる。
「耳」という言葉を頭で受け入れることができなくても、文字を覚えることができる。
ゼロ歳でも可能。
言葉がいえないうちから、漢字を識別することができる。

脳の神経細胞が一番活発に発達していくのは3歳まで、ということは医学的にも証明されている。
幼児が言葉を覚えるのも、まさにこの時期。
「三つ子の魂百までも」ということわざにもあるように、この時期に、言葉だけでなく、人間として基本的な能力が身につく。
by shokunin_nin | 2009-09-03 01:27 | 家族
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