エゴ

非常なビジネスの世界で生き残るにはエゴが不可欠だ、と多くの人が信じている。
「食うか食われるか」「やらなければやられる」「行く手をさえぎる人間は誰であろうと踏みつける」を信条として仕事をしているビジネスマンは珍しくない。

こうした信念とは反対に、人や社会を何よりも駄目にするのがエゴである。
この場合のエゴとは、本人の自身や自覚のことではない。
エゴの持ち主がえてして思っているのとは対照的に、エゴは強さと同義ではない。
エゴは自身のような顔をしているが、他人から見れば、それが不安や傲慢さの表れだとすぐにわかる。

傲慢は関わりあう全てのもの、全ての人を犠牲にする。
エゴは他人に対する優越感を唯一の喜びとする。
他人の考え、価値、地位、評価に比べて、自分の方が優れていると思えればそれで良い。
同様に、自己顕示は何の特にもならず、あらゆる可能性をふさいでしまう。
エゴは執拗に比較の対象を求め、自分が他人よりも強いということだけに満足を覚える。
エゴは自分が常に正しいと錯覚している。
自分は何でも知っている、他の誰よりも知っていると思い込んでいる。

ビジネスのように複雑な世界で、重大な決断を下す上で知る必要のあることを何でも知っている人間など居ない。
正しい決断を下すには、重要な情報や明晰な考えを同僚から手に入れることが必要。
このとき、傲慢や防衛深夜恐怖心から同僚を押しやるようなまねをすれば、彼らは去っていき、もはや適切な情報やこの上ない明暗を得ることができなくなる。
適切な情報を十分に得られず、誰にも衝撃を与えないような考えしか持っていなければ、成功の可能性は閉ざされてしまう。
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by shokunin_nin | 2010-10-19 01:34 | 仕事 | Comments(0)
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