人を変える9原則
1.まずほめる ほめられた後では、苦言も対して苦しく感じないもの。 理髪師はかみそりを当てる前に石鹸の泡を塗る。 まず相手をほめておくのは、司会がまず局部麻酔をするのに良く似ている。 もちろん、後でガリガリやられるが、麻酔はその痛みを消してくれる。 2.遠まわしに注意を与える。 人の気持ちや態度を変えようとする場合、ほんの一言の違いが、成功と失敗の分かれ目になることがある。 人を批判する際、まずほめておいて、次に「しかし」という言葉をはさんで、批判的なことを言い始める人が多い。 「しかし」という言葉が耳に入るまで、相手はほめられて気分を良くしている。 ところが、「しかし」という言葉を聞いたとたん、今のほめ言葉が果たして本心だったかどうか疑いたくなる。 結局は批判するための前置きに過ぎなかったように思えてくる。 この失敗は「しかし」という言葉を「そして」に変えるとすぐに成功に転じる。 ほめ言葉の後に悲観が続かないので、相手は素直に耳を傾ける。 遠まわしに注意を与える方法は、直接批判されることに強く反発する神経質な人たちには、驚くほど効果がある。 3.まず自分の過ちを話したあとに相手に注意する 人に小言を言う場合、謙虚な態度で、自分は決して完全ではなく、失敗も多いがと前置きして、それから間違いを注意してやると、相手はそれほど不愉快な思いをしないで済む。 4.命令をせず、意見を求める 決して命令はせず、自主的にやらせる。 そして、失敗によって学ばせる。 命令ではなく、暗示を与える。 「あれをせよ」「そうしてはいけない」ではなく、「こう考えたらどうだろう」「これでうまく行くだろうか」などといった具合に相手の意見を求める。 自主的にやらせる機会を与える。 こういうやり方をすると、相手は自分の過ちが直しやすくなる。相手の自尊心を傷つけず、重要感を与えてやることにもなり、反感の代わりに協力の気持ちを起こさせる。 押し付けがましい命令は後にしこりを残す。 例えそれが明らかなあまりを正すためであっても。 命令を質問の形に変えると、気持ちよく受け入れられるばかりか、相手に創造性を発揮させることもある。 命令が出される家庭に何らかの形で参画すれば、誰でもその命令を守る気になる。 5.顔をつぶさない、顔を立てる 相手の顔を立てる。 これは大切なこと。 その大切さを理解している人は果たして何人いるだろうか? 自分の気持ちを通すために、他人の感情を踏みにじっていく。 相手の自尊心などは全く考えない。 人前も構わず、使用人や子供を叱り飛ばす。 もう少し考えて、一言二言思いやりのある言葉をかけ、相手の心情を理解してやれば、そのほうが、はるかにうまく行く。 例え自分が正しく、相手が絶対に間違っていても、その顔をつぶすことは、相手の自尊心を傷つけるだけに終わる。 「相手の自己評価を傷つけ、自己嫌悪に陥らせるようなことを言ったり、したりする権利は誰にもない。大切なことは、相手を自分がどう評価するかではなくて、相手が自分自身をどう評価するかである。相手の人間としての尊厳を傷つけることは犯罪」 6.わずかなことでも惜しみなく心からほめる 犬に芸を仕込むとき、犬が少しでもうまくやると、なでてやったり、えさを与えたりして、大げさにほめてる。 このやり方は決して新しくない。 動物の訓練には、昔からこの手を用いる。 この分かりきった方法をなぜ人間に応用しないのか? 鞭の代わりに肉を、批判の代わりに賞賛を用いないのだろうか。 例え少しでも相手が進歩を示せば、心からほめる。 それに力を得て、相手はますます進歩向上するだろう。 「ほめ言葉は、人間に降り注ぐ日光のようなものだ。それなしには、花開くことも成長することもできない。子とあるごとに批判の冷たい風を人に吹き付けるが、ほめ言葉という温かい日光を人に注ごうとはなかなかしない」 誰でもほめてもらうことはうれしい。 だが、その言葉が具体性を持っていて始めて誠意のこもった言葉、つまり、ただ相手を喜ばせるための口実だけのものでない言葉、として相手の気持ちを時価に揺さぶる。 他人から評価され、認められたい願望があり、そのためにはどんなことでもする。 心のこもらないうわべだけのお世辞には反発を覚える。 人を変えようとして、相手の心の中に隠された宝物の存在に気づかせることができたら、単にその人を変えるだけではなく、別人を誕生させることすらできる。 7.期待をかける 「どこかいいところを見つけて、それに敬意を表してやると、たいていの人はこちらの思い通りについてくる」 相手をある点について矯正したいと思えば、その点について彼は既に人よりも長じているといってやる。 相手に美点を発揮させたければ、彼がその美点を備えていることにして、公然とそのように扱ってやる。 良い評判を立ててやると、その人は期待を裏切らないように努める。 8.激励して、能力に自身を持たせる 子供や夫や従業員をバカだと可能なしだとか才能がないとか言ってののしるのは、向上心の芽を摘み取ってしまうことになる。 その逆を行く。 大いに元気付けて、やりさえすれば用意にやれると思い込ませ、そして、相手の能力をこちらは信じているのだと知らせてやる。 そ薄れは相手は、自分の優秀さを示そうと懸命に頑張る。 9.喜んで協力する 人を変える必要が生じた場合、次の事項を考えてみるべき 1.誠実であれ。守れない約束はするな。自分の利益は忘れ、相手の利益だけを考えよ。 2.相手の期待する協力は何か。明確に把握せよ。 3.相手の身になれ。相手の新の望みは何か? 4.あなたに協力すれば相手にどんな利益があるか? 5.望みどおりの利益を相手に与えよ。 6.人に物を頼む場合、その他のみが相手の利益にもなると気づくように話せ。
by shokunin_nin
| 2011-03-24 22:59
| 自己啓発
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