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恐怖の文化

多くの組織で恐怖が受容内地を占め、尊重され、支配されている。
恐怖の文化を持つ組織には、次のような特徴がある。

1.
口に出しては危険なことがある。  
(「このノルマを達成できるとは到底思えない」など)
それが真実であっても、言い訳にならない。

2.それどころか、その懸念が的中した場合、上層部の虫のいい願望がかなわなかった原因は自分にあることになる。

3.ほとんど達成する見込みのないような強気の目標が設定される。

4.権力が常識に勝る。

5.服従しないもの罵倒され、貶められることがある。

6.全体として、能力のない人より能力のある人のほうがクビを切られる。

7.生き残った管理者は特に怒っている。
誰もが彼らとすれ違うのを恐れている。


怒っている管理者は敗者であり、行き詰って、どうやって指揮をとればいいのかさっぱり分からなくなっているあわれな無能者である。
時間が経てば、自分自身の憤りの重圧で転落していく。
しかし、しばらくは集中発生する傾向がある。
つまり、小数の組織に高い割合で現れる。
このような文化の内部にいると、いつも週で見ているような罵倒が他の組織では当たり前ではないことに気づかない場合がアル。
これは当たり前ではない。
このような状況に出くわしたら、逃げることだ。
人生はあまりにも短い。
恐怖の文化は一度確立すると、健全なものや価値あるものにも影響を及ぼすようになる。
成長は妨げられ、変化は不可能に近くなり、士気は皆無になる。
意味のある業績が上げられるはずもない。
優秀な人材はやめていき、新たに優秀な人材を雇っても、またこぞって辞めていく。
恐怖の文化が生む悪影響は数知れないが、特に注意が必要なのは、すぐに重大な悪影響を及ぼすものでありながら、良く理解されていないから。
by shokunin_nin | 2011-09-15 23:51 | 仕事
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