ガミガミ言わない

赤ちゃんがつたい歩きをすると、両親は手をたたいて喜ぶ。
壁から手を離して歩き始めると、もっと喜ぶ。
2、3歩歩いてドシンと尻もちをついた赤ちゃんを抱えあげて頬をすりよせ、「偉いわねぇ、○○ちゃん」と赤ちゃんのすべてを肯定する。
赤ちゃんは、親の歓喜に触れ、すっかり満足。
赤ちゃんはこのとき心の中に安心感と勇気を得る。
だから、この赤ちゃんは歩くことを確実に学習できた。

ガミガミ言う、否定的な言動をとる、こうしたことが親への信頼感と自分自身への安心感の両方を失ってしまう。
子供たちは、親から鋭く欠点を指摘される。
これでもかこれでもか、と。
親は子供の弱点をさらけ出し、目の前にそれを突き付けで、糾弾する。
だから、子供たちは自分の欠点について百も承知。
「きみにはできない」「あなたによいところはない」と他人から言われれば、子供に限らず人間は、何かをやろうという意欲をすべて失う。
「しっかり勉強しよう」「とちゅうであきらめることはやめよう」「約束を守ろう」という気迫をもたらしているのは、誇りや自信。
子供は親の言葉によって自分を認識する。
子供は親の言葉でつられる。
子供は親の言葉から愛を感じることができなるなると、恐怖や絶望にうちひしがれる。
子供は叱られたり、くさされたりすると愛の存在を疑い、恐怖を感じる。
親への不信は、子供の精神の安定感を甚だしく損なう。
だから教育にならない。
しかしほめられると、目を輝かせて前へ進もうとする。
親の言葉から愛を感じるから。
子供は少しずつ強くなろうとする。
そしてその助けを親に求める。
子供は親の言葉で自信を得て、成長していく。
親の役割は子供に自信を与えること。
親の務めは、子供のささやかな成功をほめること。
子供に集中力をつけさせるには安心感を与えること。
負けても価値にしてやるのが親。

長所を発見し、それを本人に告げる。
長所を本人に気づかせるとその長所が呼び水になって他の長所が目覚める。


子供に安心感を与え、
子供を一人前扱いし、
その子が仲間より一歩先んじたいという欲求をうまくリードしてやる。

アメも鞭も必要ない。
必要なのは、子供が自分の欲求を膨らませていくのを、目を細めてみているだけで良い。
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by shokunin_nin | 2012-08-04 19:13 | 家族 | Comments(0)
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