新しい仕事に就くとき、職業訓練は当たり前であるのに、子育てという大事業に取り組むときに、何も学ばないですむはずがない。
しかも、生活環境がこれだけ激しく変化している時代に。
子どもには、愛してくれる親はもちろんのこと、訓練された親が必要。
訓練を受けることにより、考えが整理され、方針がわかってくる。
訓練により自信がつき、自分のしていることが正しいと思えるようになる。
自信がつくと、腹が立たなくなり、罪悪感やフラストレーションを感じることもなくなる。
自信がつくと、子供から尊敬されるようになる。
多くの親は、自信がないから、子どもをしかったり罰したりすることを恐れる。
子どもに嫌われるのではないかと心配する親もいる。
子どもを感情的に傷つけるかもしれないと心配して、子どもの悪さに目をつぶってしまう。
『子どもは親をまねて育つ』(サル・シビア著、木村浩美訳)