言ったことを貫く勇気を持とう

一貫してダメということが、とてもつらいときもある。
言ったことを貫く勇気がいる。
一時の恥より一貫したしつけをする。

一貫していない親が多い。
親の言うことは、必ずしもその言葉どおりのことを意味しない。
「ダメ」と言いながら、妥協する。
ちょっとした抵抗にあって、「ダメ」を「いい」に変更する。
あるときは悪い行動を見逃し、あるときは厳しく監視するといった感じで、一貫していない。

脅しそのものは罰ではない。
脅しは、罰するぞという意思表示であり、実際に罰を与えることとは大きな違いがある。
脅しは単なる言葉。
親の多くは罰し方がわからないので、脅しを使う。
罰を与えるのを恐れるあまり、かわりに脅しを使う親もいる。
また、罰を徹底することが面倒で、脅しを使う親もいる。
理由が何であれ、脅しは子どもの悪い行動をさらに悪くする。
子どもはたとえ脅されても、親は本気ではなく、脅しが実行されないことを知っている。
どうしてそれを知ったか。
過去に徹底して遣り通さなかったから。

多くの親は「ダメ」と言うことを恐れている。
ある親は言い争いを避けたいと思っているので、「ダメ」と言わない。
ある親は、この言葉によって子どもがかんしゃくを起こすと、罪悪感を持つ。
ある親は、子どもに嫌われることを恐れている。
ある親は、怠惰で、断固とした行動を取りたくない。
したがって、親は言い逃れの言葉でごまかそうとする。
言い逃れの言葉を使いすぎると、親が折れるのを期待して、子どもは泣き言を言い、懇願し、要求を闘争とするようになる。

子どもを良い子に育てたいなら、親は首尾一貫していなければならない。
首尾一貫することによって、子どもの行動はかなり改善できる。
一貫していることは親子の関係の中で最も重要である。
最も重要ではあるけれども、同時に、最も忘れられているもの。
首尾一貫しているということは、言ったことを徹底してやるという意味。
悪い行動が起こるたびに、全く同じやり方で対応すること。

一貫しているということは親子の間で重要なことである。
それはまた、父親と母親の間でも重要なこと。
父親が寛容すぎて、母親が厳格すぎるとき、どうすれば思い通りになるかが子どもにはすぐわかる。
子どもは、どの親に何を要求したらいいかを学ぶ。

我が家の規則と子どもへの期待について、夫婦で合意する。
子どもに許すもの、許さないもの、罰をいつ、どのように使うかについて、また、しつけに関連することなどについて決めておく。
もし意見が異なるならば、子どもが周りにいないときに意見を戦わせる。
たとえどちらかに異論があっても、子どもの前では一枚岩であるようにしていなければならない。


「子どもは親をまねて育つ」(サル・シビア著 木村治美訳)
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by shokunin_nin | 2013-03-17 23:28 | 家族 | Comments(0)
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