子どもへの体罰の結果

体罰は子どもを力づくで押さえつけるやり方。
自分の無力さを感じた子どもは、怒りや無力感を抱くだけでなく、同級生など、自分より弱い存在に力を振るうことによって、失った力を取り戻さなければならないと感じることがある。
そこで、他の子ども達をいじめたりする。
乱暴なふるまいによって喪失した力を回復しようとする。

体罰から逃れようとして、少なくとも感情的に、親を敬遠する子どももいる。
そうなると、親への信頼感は薄れる。
つまり、親が教えようとする価値観を信じなくなる。

体罰は、なぜ友達をぶつことが悪いことなのか、なぜ道路に飛び出すのが危険なのかを教えないので、教育的な手段ではない。
体罰を与えられた子どもは、親に隠れて自分がやりたいことをするようになる。
あるいは、危険性を考えずに本能のままに振舞うようになる。

体罰は他人に危害を加えることによって機能するので、子どもは体罰が怒りを発散させる手段として容認されると思ってしまう。

頻繁に体罰を与えられる子どもは、痛みに慣れっこになってしまう。
つまり、当面の痛みを我慢すれば、ほしいものが手に入る学習する。
子どもが体罰に無感覚になってしまえば、体罰でコントロールすることはできなくなる。
何をしても子どもは無関心でいるようになるかもしれない。



「それは子どもに考えさせなさい」メーナー・シュアー著、古草秀子訳
[PR]
by shokunin_nin | 2013-06-12 22:08 | 家族 | Comments(0)
<< いい子を育てようとするとひねくれる それは子どもに考えさせなさい >>