子どもが自分の感情を理解するのを助ける

鏡に映った姿を見て、自分の外観がどのようなものかを知る。
同様に、自分の感情を映し出す言葉を聞くことによって、自分の感情がどのようなものかを知る。

「お前はとても怒っているようだ」
「お前は何もかも嫌になっているようだね」

そういう感情を抱いている子供にとって、このような言葉は非常に役に立つ。
それらは、子供がどんな感情を抱いているかをはっきり示してくれる。
姿見にしろ、感情的な鏡にしろ、それらを通して自分の姿がはっきりわかればそれをどう整えればいいかは自分で考えられるようになる。

人はだれでも、心の痛み、怒り、恐れ、混乱、悲しみなどを感じてきた。
強い感情に突き動かされているときには、自分の言うことに耳を傾け、理解してくれる人ほど慰めや助けになるものはない。
大人にとって真実であることは子どもにとっても真実。
思いやりのあるコミュニケーションでは、理解という癒しの鎮痛剤が、批判、説教、忠告にとって代わる。

子どもが悩んだり、恐れたり、混乱したり、悲しんだりすると、親は自然に、急いで判断を下し、忠告する。
それには、たとえ意図しなくても、「あなたは頭が悪いから、どうすべきかわからない」という明確なメッセージが込められている。
すでにある苦しみに、さらなる辱めを加える。

もっといい方法がある。
じっくり時間をかけ、思いやりを持って子供を理解してやれば、次のような全く異なるメッセージを送ることになる。
「あなたは私にとって大切な存在だから、あなたの気持ちを理解したい」
そして、その重要はメッセージは、次のように元気づけるもの。
「穏やかな気持ちでいれば、あなたは自分で最良の解決策を見つけられる」


「子どもの話にどんな返事をしてますか?」ハイム・G・ギノット著 菅靖彦訳

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by shokunin_nin | 2014-03-05 21:18 | 家族 | Comments(0)
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